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漫画『炎炎ノ消防隊』225話226話ネタバレ感想・考察|紅丸の非合理的な鎮魂スタイルが生まれた理由

炎炎ノ消防隊ネタバレ

こんにちは、当サイト管理人のケイ(@anime5satsu)です。

この記事では、週刊少年マガジン20年31号掲載の225話「幼き月光」と32号掲載の226話「背負った末に」のあらすじや感想をお伝えします。

ネタバレありで感想を書いていますので、内容未読の方はご注意下さい。

さて、前回224話では、紅丸と火鉢の戦いが始まり、火鉢の居合手刀が紅丸を圧倒します。

煮え切らない紅丸の態度にしびれを切らした火鉢は、居合手刀・七ノ型「日輪」で紅丸を追い詰めてきます。

どうやらこの「日輪」という技が、今回の大きなポイントのようです・・・

それでは225話と226話の感想、あらすじをどうぞ。

炎炎ノ消防隊【225話】「幼き月光」のあらすじ

鬼の焔ビトとして姿をあらわした、浅草火消し先代棟梁、新門火鉢。

背負った「日輪」の大きさから、紅丸は眼前の焔ビトが新門火鉢だと確信する。

そして紅丸はまだ火鉢が生きていた幼いころを思い出すのだった。

炎炎ノ消防隊225話の紅丸と火鉢

(C)大久保篤 | 講談社 | 週刊少年マガジン

幼い頃の紅丸は、他人の喧嘩にちょっかいを出して、いつも火鉢に怒られていた。

紅丸は「なぜ自分が怒られなければならないのか?」その理由が分からなかった。

「どんな喧嘩かが問題だ」と火鉢は紅丸に問いかける。(そしていつも殴る)

「力あるものは、その使い方を間違えてはならない」

コンロは紅丸に火鉢の言葉の意味するところを伝えるのだった。

炎炎ノ消防隊【226話】「背負った末に」のあらすじ

火鉢「浅草の火消しは、大馬鹿野郎しか務まらない」

火鉢は聖陽教の消防官と、浅草の火消しの違いをコンロに語る。

神の加護がない浅草の火消しは、どうしたって「大馬鹿野郎」でないと務まらないのだ。

炎炎ノ消防隊226話の火鉢

(C)大久保篤 | 講談社 | 週刊少年マガジン

そんなとき、浅草の市中で、紅丸の友人の母親が焔ビトになってしまう。
「母ちゃんを殺さないで」と幼い紅丸の友人は火鉢にすがる。

しかし、焔ビトになった人間をそのままにしておくわけにはいかない。
火鉢は紅丸の友人の目の前で、その母親を殺してしまうのだった。

9569人、それは浅草の火消しが今まで弔ってきた焔ビトの数である。
浅草の火消しには「鎮魂」という都合の良い言い訳は存在しない。

全ての弔いは「殺人」であり、その罪の重さを背負っていくことができる者だけが、浅草の火消しになれるのだ。

炎炎ノ消防隊226話の火鉢と少年

(C)大久保篤 | 講談社 | 週刊少年マガジン

火鉢の話を聞いた紅丸は、浅草で奪われる命の重みに責任を持つ覚悟を決める。

紅丸の成長に安堵した火鉢だったが、一瞬の隙をつかれてしまい背後から襲われてしまう。

火鉢を襲ったのは、火鉢がさきほど消し去った焔ビトの息子だった・・・つづく

炎炎ノ消防隊【225話226話】の感想|浅草火消しの志がイケてた

(C)大久保篤 | 講談社 | 週刊少年マガジン

聖陽教の消防官たちは、焔ビトを「鎮魂」するとき、神様にケツもってもらってると、火鉢はそう語ります。

自らが「殺人」を犯していると考えると気が狂いそうですけど、「鎮魂」と言えば気が楽です。
そういう意味で聖陽教のシステムは秀逸です。

そんな聖陽教の欺瞞を喝破して、自分たちの行いの責任と重みを背負っているのが浅草火消しなんだと、火鉢は語ります。

これって、神に祈るな自分に祈れってことで、神様になんでも責任押し付けてんじゃねえぞっていう、とても日本人っぽいコンセプトですよね。好きです。

ただ「神はいない」と喝破すると、人間の心は弱いので、226話のように恨みを買って背後から刺されたりするんですよね。世知辛い…。

炎炎ノ消防隊【225話226話】の考察1|紅丸の親は誰なのか?

(C)大久保篤 | 講談社 | 週刊少年マガジン

225話と226話では、紅丸の過去の話が明らかになりました。

後々大きなポイントになりそうだと思った伏線は、紅丸は捨て子で、両親は不明というところです。

浅草火消しの先代棟梁である新門火鉢は226話で「俺はガキを作らなかった」と言っています。

幼い頃の紅丸自身も「浅草の火消しに拾われた」と言っているので、紅丸は火鉢の息子ではありません。

第2世代と第3世代の能力が使える紅丸の出生については、今後大きなポイントになっていきそうです。

炎炎ノ消防隊【225話226話】の考察2|紅丸の鎮魂スタイルは先代の反省から?

紅丸が以前見せた鎮魂スタイル(紅丸は鎮魂とは言ってませんが便宜上)と、226話で火鉢が見せた鎮魂スタイルには大きな違いがあります。派手さです。

紅丸は焔ビトを屠るとき、周辺の民家を壊したりして、盛大に焔ビトを鎮魂します。(本気なら手刀で一撃のはず)

しかし226話の火鉢は、随分あっさりと市中の焔ビトを殺していました。

炎炎ノ消防隊226話の火鉢

(C)大久保篤 | 講談社 | 週刊少年マガジン

で結果的にこれが良くなかったようで、火鉢は母親の息子に恨みを買います。

火鉢的には「その恨みも全部背負い込む!」というのが彼のやり方なんでしょうけど、まぁ殺された母親の息子からすると、そんなの知らんがなということで。

結果的に「伝え方」や「見せ方」が不器用すぎて、それが火鉢の致命傷になったようです。

先代の反省を考えて編み出したのが、紅丸の(非合理的な)鎮魂スタイルだったということなんでしょう。
コンテクストを感じる226話の演出でした。

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