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アニメ『色づく世界の明日から』最終回(13話)ネタバレ感想&考察!瞳美は誰の墓参りに行ったのか?

唯翔の独白から始まった最終回のアバン。

唯翔は未来へ帰ってしまった瞳美を想いながら
初めて彼女に会った時のことを思い出します。

コートを着た唯翔。季節は冬でしょうか。
瞳美が未来に帰ったのは文化祭の直後なので、
まだ別れからそんなに月日は経っていない
のかもしれません。

唯翔「彼女の最初の印象は寂しげな鈍色。いつも不安をにじませて周りの世界を伺っていた。一人になった俺はきっと何度も思い出す。色とりどりの君を。鮮やかな痛みと共に。」

唯翔が初めて会った瞳美に抱いた印象は
寂しげな鈍色(にびいろ)。
鈍色というのは濃い灰色のことです。

このアバンは、一度最後まで観終わってから
もう一度観ると切なさが込み上げてきますね。

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瞳美は誰の墓参りへ行ったのか?

© 色づく世界の明日から製作委員会

未来に帰った瞳美は誰かの墓参りに行きます。

残念ながら瞳美が誰のお墓参りに行ったのか
劇中の描写では分かりませんが、
2078年時点で魔法写真美術部のメンバーは
全員77歳前後になっています。

未来の医学力は計算しようがありませんが、
誰が生きていても死んでいても
おかしくない年齢です。

お墓を目の前にして
瞳美の目に浮かんだ涙を素直に受け取るなら
あのお墓は唯翔のお墓だった
ということでしょうか。

もしくはお世話になった琥珀の両親や
琥珀のおばあちゃんという可能性もあります。

おじいちゃんになった唯翔に
瞳美が会いに行くシーンがあるのかとも
期待しましたが、そういうシーンは
一切ありませんでしたね。

このあたりはスタッフさんも
苦慮した上での選択だったのかもしれません。

確かに未来の唯翔の姿は気になりますが、
描いたところで…という感じは分かります。

誰が生きているとか、死んでいるとか
即物的な情報だけを描けば良い物語になる
というわけでもありません。

時にはぼんやりぼやかすことで、
私たちに想像の幅をもたらしてくれた
と捉えるのが、このアニメの場合は
正解なような気がします。

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唯翔の絵の色が最初から見えた理由

© 色づく世界の明日から製作委員会

瞳美が唯翔の絵の色を
出会って間もないころから
認識することができた理由について、
管理人も色々と考察しました。

はっきりと答えのようなものは
劇中では描かれなかったと思いますが
「幼い瞳美が読んでいた絵本」
がポイントだったのだと解釈しました。

管理人としては「出会って間もない唯翔
の絵の色を、瞳美が急に認識できるのは
不自然では?」と少しだけ違和感を
感じていました。

ただ最終回を観て
「あ、そうか」と理解できました。
恐らく順番はこう↓だったのではと思います。

  1. 唯翔は瞳美が未来へ帰った後、未来の瞳美に向けて絵本「なないろのペンギン」を執筆。
  2. 「なないろのペンギン」には唯翔の強い想い(念のようなもの)が宿る。
  3. 幼い瞳美は唯翔の念が乗り移った絵本「なないろのペンギン」を手に取る。
  4. 幼い瞳美は「なないろのペンギン」が色を見せてくれる理由は理解できない
  5. しかし「なないろのペンギン」だけが瞳美に色を見せてくれるのでその絵本を熱心に読んでいた。
  6. このとき幼い瞳美は「なないろのペンギン」から自分へ向けられた唯翔の強い念を受け取っていた。
  7. 唯翔の念は幼い瞳美の無意識の中に残り、それは高校生になって絵本のことを忘れた瞳美の無意識の中にも残っていた。
  8. だから唯翔に初めて出会ったときから唯翔の絵は瞳美にとって特別であり、色を見ることができた。

この順番で考えれば設定はおかしくないです。

念とか言っちゃうと某名作漫画みたいですが、
「色づく」の世界に魔法が存在していることを考えれば
そういう類の力が働いたと捉えても問題ないでしょう。

関連記事:どうして唯翔の絵の色が最初から見えたのか?

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色づく世界の明日からのタイトルに込められた意味

© 色づく世界の明日から製作委員会

「色づく世界の明日から」というタイトルは
純粋な日本語としてだけ捉えると
少し違和感のあるタイトルでしたが
(それ故に人の心を惹きつける効果もある)
全13話を観た後で改めて考えると
「なるほどな」と思うタイトルです。

「明日から」というのは
「未来から」来た瞳美という意味
だけかと最初は思っていたのですが、
最終回まで観た後では「明日から」は
色んな対象にかかっていたのだと思います。

最後に瞳美を抱きしめた唯翔はこう言います。

唯翔「俺たちはきっと、お互いの未来に色を取り戻すために出会えた」

「明日から」お互いに別の時間の中で生きていく二人。

「明日から」それぞれの道へ進むメンバーたち。

「明日から」また日常に戻っていく私たち視聴者。

捉え方は人それぞれだと思いますが、
そんなメタ的な意味が込められているようにも
最後まで観ると感じるところがあります。

「色づく世界の明日から」は
管理人的にはすごく好きなアニメでした。

ステキな作品を作ってくれたスタッフや
キャストの皆さんはお疲れ様でした。

2019年もまたこんなステキな
アニメに出会いたいですね。

色づく世界の明日からの原作はある?

色づく世界の明日からはP.A.ワークスさんの
完全オリジナルアニメとして制作されました。
ですので小説や漫画の原作はありません。

クレジットに出てくる原作のところには
ヤシオ・ナツカという方の名前があります。

ただこのヤシオ・ナツカさんを調べても
ネットには情報は全くありません。
このペンネームでアニメ制作に
関わったのは今回が初めてなのか…

一説には「オカシナヤツ」という
製作者が作ったアナグラムであるという説や
作品の中のキャラクター唯翔の
ペンネームであるという説もあります。
真相は分かっていません。

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