深夜にテレビをつけていると面白そうなアニメをやっているのに気がつきました。
タイトルは「宇宙戦艦ティラミスⅡ」(Ⅱの読み方はツヴァイ)
ティラミス??
タイトルから形容し難い違和感を感じつつも、視聴を開始。OPはこれです。↓
ハードコアな宇宙モノが始まると思って観ていると・・・なんとまさかのギャグアニメでした。
公式サイトを覗いてみるとこんなことが書いてあります。
宇宙は青かった。みんなもアホだった。
2期なので当然1期があったのですが全く知りませんでした。
最高に面白いアニメを発見してしまったのかも・・・2期の放送に感謝ですね!
作画のタッチ
まずなにが面白いって作画のタッチですね。
あのハードな作画の仕上がりはパッと見は重厚なSFもの。
ゴキブリと人類の戦いを描いた漫画「テラフォーマーズ」を彷彿とさせるような鋭くてハードな作画です。
そして作画からは想像もつかないアホな内容のストーリー。
もちろんこの対比がアニメを面白くしている理由の一つなんですが・・・
過去に似たような作品があったかなぁと思ったんですが「すごいよマサルさん」とかも自由自在にタッチを使い分けたりしていましたね。
ギャグアニメでかっこいい作画というのはバカなことをするだけで面白くなるのである意味、反則技です。
例えば、1期の5話で主人公のスバルが見せる「手の甲ご飯」。
手の甲にご飯をのせて食べると塩気がして美味いというなんともバカな内容なんですが、作画と交わって最高にシュールです。
気になる人はぜひ1期の5話を観てみてください。一話10分なので、すぐに視聴できます。
パロディ
ギャグ作品にとってパロディは鉄板です。
この「宇宙戦艦ティラミス」も多くのパロディで構成されています。
アニメ作品からの引用としてはタイトルが「宇宙戦艦ヤマト」からの引用ですね。
1期の7話にて、スバルは新型のコックピットの訓練を受けます。
その時コックピットの中を特殊な液体で満たす描写があるのですがそれは「新世紀エヴァンゲリオン」からの引用でした。
また現実からのパロディも含んでいます。
例えば、キャラクターのほとんどがクルマ関係の名前だったりします。
主人公の名前はスバル・イチノセですがこれはSUBARU自動車からの引用です。
兵器のメンテを担当しているシゲルコ・ホンダはもちろんホンダ自動車からの引用でしょう。
作者は自動車が好きなのかとにかく自動車関係からの引用がたくさん出てきます。
豪華な声優陣
キャラクターの声優陣が無駄に豪華なところも面白いです。
主人公のスバルは実力派の石川 界人(いしか わかいと)さん。
石川さんは2018年夏アニメだと当サイトでも感想を書いていた「京都寺町三条のホームズ」の主人公、家頭 清貴なども演じていました。
中田 譲治(なかたじょうじ)さんは陰毛の役で出演。
コードギアスのディートハルトなど渋くて色気のある声でおなじみのベテラン実力派です。
博史 池畠(ひろし いけはた)監督は中田さんをナレーションで起用するか陰毛役で起用するか迷ったそうで、最終的には陰毛役にしたらしいです。笑
最高にシュールなギャグアニメ、毎週の楽しみになりそうです。