コードギアス反逆のルルーシュの主人公、
ルルーシュは絶対服従のギアスを使い
数々のピンチを切り抜けてきました。
しかしよく見るとルルーシュのギアスは
二回進化を遂げています。
今回はその進化の過程と
理由について考察します。
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一回目の進化
一回目の進化は
第1シーズンの第22話「血染めのユフィ」
の時に訪れます。
しかしここでの進化は、
どちらかというと暴走に近い状態です。
この22話までルルーシュは、自分の意思で
ギアスを出し入れすることが出来たのですが
これ以降制御ができなくなります。
この暴走によって
ユーフェミアの日本人大虐殺を
誘発してしまうわけです。
この状態はシーズン1の
中盤に出てきたギアス使い
マオと同じ状態です。
マオも自分で自分のギアスを
コントロールできなくなっていました。
恐らくギアスを一定期間使い続けると
このような暴走状態になってしまう
のではないかと考えられます。
二回目の進化
第2シーズンの21話「ラグナレクの接続」で
皇帝シャルルと対決した時、ルルーシュは
初めて絶対服従のギアスが通用しない
状況に追い込まれます。
その時ルルーシュのギアスは
二回目の進化をとげます。
その進化とは
ギアスマークが両目になり
「神」に干渉できるようになること。
これによって
絶対服従の力に変化があったのかというと、
もしかすると効果を適用させる距離や
人数は増幅したのかもしれませんが、
実はそれほどはっきりと
オリジナルの力の変化については
描かれてはいません。
ここでは劇中で「神」と呼ばれている
集合無意識にさえ
ルルーシュは命令できるほどの力を得た、
ということなのでしょう。
この進化でルルーシュは皇帝を倒し
最大のピンチを切り抜けるわけですが、
ではなぜルルーシュのギアスは
進化したのでしょうか?
次にルルーシュのギアスが
進化した理由について考察します。
ルルーシュのギアスが進化した理由
ギアス使用者は
ギアスを使用していくうちに
その力を増幅させていきます。
これが暴走の段階です。
そして暴走の先に
コードを受け継ぐことが
できるようになります。
コードを受け継ぐと
不老不死になり、
ギアスを渡すことが
できるようになります。
このようにしてC.C.も
遠い昔にシスターから
コードを受け継いだ描写がありました。
では進化はなぜ起こるのか
というとそれは願いの強さ
に応じて起こるのだと考えます。
シリーズの中で
両目にギアスマークを開眼したのは
シャルルとルルーシュとマオの3人です。
この3人に共通しているのは
強く強く何かを願っていたこと。
シャルルは「神殺し」、
マオは「C.C.」、
そしてルルーシュは「未来」
を強く願いました。
恐らくルルーシュは
争いがあったとしても
嘘や偽りがあったとしても
人間らしい「明日」が欲しい
と願った。
そして「神」(集合無意識)に
歩みを止めるな!とギアスをかける
というめちゃくちゃな願いの強さ
に呼応して、自身のギアスを
進化させたのでしょう。
まとめ
恐らくギアスは
発動の段階から
「願い」と深く結びついている
力なのでしょう。
なので
そもそも強烈な「願い」がないと
ギアスを得ることは出来ない。
そして発動したあとは
その力に飲み込まれる者と、
それを適切に制御していく者
に分かれていく。
そういう意味では
マオはギアスに飲み込まれてしまった者
ということなのかもしれませんし、
皇帝は最終的に
Cの世界に飲み込まれていくのですが、
広い意味では
ギアスに飲まれてしまった者
と言えるかもしれませんね。