りんたちは十島に入り強くなった赤虫に苦戦を強いられる。
水の量もあと僅かになり、りなとりつは前線を離脱。赤い根の退治はわかばとりんに託される。
この展開はまるで映画「マトリクス」でデウスエクスマキナに最後の戦いを挑むネオとトリニティのようだ。
最後に男女のペアが生き残り、そのどちらかが死ぬことで主人公が最終局面で一層強さを増すというのは、神話のころから物語の王道展開ではある。
受難を受け入れ強くなるのはわかばなのか、それともりんなのか?
そもそもケムリクサの物語とは、りんの物語だったのかそれともわかばの物語だったのか?それとも最初のヒトの物語だったのか?
気になることは多いが今回は10話の考察ポイントを取り上げたい。
- 島の土台はケムリクサなのか
- 謎のケムリクサの塔とは
- 記憶の葉の先の景色とは
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考察1:島の土台はケムリクサなのか
10話の冒頭、わかばは島の土台を見て「島もケムリクサで出来てるのでは?」と推測した。
りなじはそんなわかばに対し「何でもかんでもケムリクサと思うなよ」と忠告する。
赤霧のせいで崩れた島の肌からは人工的な繊維が見え、赤霧に侵食されたビルからも同じ青い繊維が見えた。
わかばが以前、緑のケムリクサ(緑ちゃん)を島の構造物に当てたら構造物が原型を取り戻したことがあった。
そこから考察するに島や他の構造物も全てケムリクサで出来ている可能性は非常に高い。
もしケムリクサなら誰かが人為的に作ったのだと推測される。
恐らく世界が荒廃する前の人類だろうか。
何故人類は島を作りその上に住む場所を作ったりしたのか?
ケイ
考察2:謎のケムリクサの正体とは
りんたちは十島の最果てにたどり着くが、その先は赤霧の壁が行く手を塞いでおり進むことができなかった。
そんな時、わかばが不自然に垂れ下がった謎のケムリクサの根を発見した。
その根はまるで「いつか誰かが赤い根にたどり着けるように」とじっとその時を待っていたようにすら見える。
赤色でも緑色でもない謎の根は既に枯れていたが、根の先には数個のケムリクサを宿していた。
りんはその白いケムリクサを見て「緑でも赤でもない」という。またも別種のケムリクサの登場である。
これでケムリクサは3種類登場したことになる。
- 緑の木が生むケムリクサ(りんたちが戦闘や回復に用いる)
- 赤い木が生むケムリクサ(世界を脅かす存在。赤虫の発生源)
- 謎の木にあったケムリクサ(白いケムリクサ?用途不明)
ケイ
考察3:記憶の葉の中の少女は最初のヒトか
最初の人が残した記憶の葉がついに開封され、りんは過去の風景を見る。
記憶の葉というくらいだから映し出された景色は最初の人の記憶なのだろう。
記憶の風景の中には幼い女の子とシロが登場した。
幼い女の子のほうはオレンジ色のケムリクサを取り出してそこに何かを書いていた様子から、最初の人本人だと思われる。
どことなく6姉妹の集合体のように見えなくもない。
シロは複数の個体がいるようなので、幼い最初の人と一緒にいたシロがわかばたちと一緒にいるシロなのかは不明だ。
記憶の葉の中の風景は霧がかっておりよく見えなかったが、世界はまだ荒廃しきってはおらず赤虫に怯えているようにも見えない。
ケイ
まとめ:りなとりつは離脱!りんとわかばが最終決戦へ
りなとりつは自分たちのケムリクサの回復を行わず、緑のケムリクサに水をやることにする。
これでりなとりつも前線から離脱、残されたわかばとりんは11話で赤い根を倒すことができるのか?
伏線として未だに残る「わかばの正体」は11話あたりで回収されるのか?最初の人が残した記憶の葉の中身の詳細は?
最終回に向けて加速するケムリクサ11話がさらに楽しみである。
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