前回の考察1では
11話のわかばを中心に解説を行った。
この記事では残っていた
太字の内容について考察を行う。
- わかばの正体とは?
- わかばたちはどこにいたのか
- わかばは地球の上で何をしていたのか
- 最初の人「りり」の正体とは
- 赤いケムリクサとは何を示すのか
- わかばは緑のケムリクサにりりは六姉妹に分裂
- 12話(最終回)の予想
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考察4:最初の人「りり」の正体とは?
最初の人「りり」は
元々は地球上にいた普通の人間であり、
その正体とは死んだ人間を
ケムリクサの技術で再構築した存在だった。
りりは薄色のケムリクサを調理したり
五感に優れるなど、
わかばには無い能力を発揮していたことから
わかばとは違う存在(=地球人)
であることが読み取れる。
地球で一度死んだりりは
普通はそのまま消え去る運命にあったが
わかばが抽出したりりの情報に
ケムリクサのテクノロジーを加えて
人の形に再構築したのだろう。
ここからも分かるように
わかばたちの持つテクノロジーとは
生命ですらも情報として分解したり
再構築したりすることができる技術
なのだと考えられる。
この作業をわかばは「プリント」
と言っていたが、わかばの仕事も
このプリントを行うのが主要な目的のようだ。
ケイ
考察5:赤いケムリクサとはテクノロジーの暴走を表す?
赤いケムリクサとは
複数のケムリクサの混成物であり、
赤色と同時に複数の色を動かすことで
周囲のケムリクサを無効化しつつ
自らは活動できるという
ケムリクサを無効化するケムリクサであった。
皮肉なのは
この赤いケムリクサを作ったのは
最初の人「りり」本人であることだ。
しかも体を酷使するわかばを
心配したのが赤ケムリクサ発明の動機
というのが皮肉さを増長させている。
恐らくケムリクサというアニメには
科学技術が人のコントロールを失った時
惨劇を生むというテーマが潜んでいる。
この赤いケムリクサ誕生の設定には
ケムリクサというアニメのテーマ性も
含まれているように思う。
使い古されたテーマであるように思えるが
ケムリクサという世界で新たな表現の場を得て
説得力のあるテーマになっていると感じる。
考察6:りりは分裂しわかばは緑のケムリクサの木に
赤いケムリクサの暴走によって
緑のケムリクサの新芽が
地面では発芽しなくなった。
そのためわかばは自らを苗床にして
緑のケムリクサを発動させたのだろう。
つまり七島の巨大な緑の木は
元はわかばだったということである。
緑のケムリクサの木となった
わかばのおかげで赤いケムリクサの木を
七島で封じ込めることができたようだ。
最初の人であるりりは自らを六人に分裂、
りりが自らを細かく分裂できたのは
自らをケムリクサの状態まで戻すことに
成功したからだろう。
そのロジックがちょっと分かり難かったが
恐らくわかばはりりを人へ再構築する際に
りりを一度ケムリクサにしていたのだろう。
りりは自らを人ではない
ケムリクサの状態へ戻すことで
大人用のガードがかかったケムリクサを
使うことができたというロジックだ。
りりはラストで七枚の葉を並べていたが、
一枚は記憶の葉でもう六枚がそれぞれの
姉妹のコアになったケムリクサだろう。
ケイ
考察7:12話(最終回)の予想
わかばは11話のラストで血を流していた。
恐らくりんが記憶の葉を見ているとき
赤い根の奇襲にあったのだろう。
赤いケムリクサを倒すには
あの島世界全体が
巨大で精巧なケムリクサだった
という設定が鍵であるように思う。
赤いケムリクサすら取り込んだ
さらに強固なケムリクサの創造が
わかばも知らない最終目的だったと
考えるのは少し斜め上すぎるだろうか。
もしそうであれば
りりが赤いケムリクサを
発明することも織り込み済みであり
地球人であるりりがわかばの前に
突然現れた理由も納得できるのだが。
いずれにせよケムリクサも次回で最終回、
わかばとりりが全ての記憶を取り戻し
赤いケムリクサを打倒することができるのか?
それとも管理人の予想を超えた
斜め上の大団円を迎えるのか?
来週の最終回に注目したい。
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