見逃したアニメを1話から見直す

アニメ『エガオノダイカ』10話11話ネタバレ感想・考察|ステラはなぜ金魚鉢を捨てたのか?

10話は2話ぶりに帝国視点の回になり
ステラの所属するビュルガー分隊が
ソレイユ王国の騎士団長ハロルドと
最終決戦を行うまでの経過が描かれる。

視聴者は戦いの結末を知っているものの
実は帝国サイドでは分隊長のゲイルが
騎士団長ハロルドと刺し違えて死亡していた。

ゲイル喪失の悲しみを乗り越え、
前に進むことを決意したステラと
惑星の未来をかけ最終作戦を実行するユウキが
11話のラストでついに交錯する。

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エガオノダイカ10話の感想・考察

ステラにとって居場所とは

©タツノコプロ/エガオノダイカ製作委員会

自分の居場所について悩むステラに
リリィはここが居場所であると笑顔で言う。

しかし10話でのステラはまだ
リリィに全力で笑い返すことが出来なかった。

それは明日戦場で全員死ぬかもしれない
という現実が頭をよぎるからだろう。

以前のステラならリリィに対しても
「作り笑顔」で流していただろう。

だが「本当にここが居場所になって欲しい」
と思い始めたステラにはもう
「作り笑顔」は不可能なのである。

人が最も怖いもの、
それは恐怖そのものではなく
「幸せを奪われること」なのだ。

人は自分一人が
死ぬのはそれほど怖くない。
自分よりも大切な人が
眼の前で死ぬほうがずっと辛いのである。

9話でハロルドと刺し違えたのはゲイル隊長

©タツノコプロ/エガオノダイカ製作委員会

9話でソレイユ王国の
ハロルド騎士団長と刺し違えたのは
分隊のゲイル隊長であった。

9話だけを観ると
ソレイユ王国とハロルド騎士団長に
感情移入してしまうが、
帝国視点の10話を観たあとでは
視聴者はまた違った感情を持つだろう。

敵と味方の視点の切り替えによって
物語を重層的にする仕掛けである。

ケイ

9話〜10話にかけての展開は「正義や悪というのは必ずしも二元論的に語られるものではない」っていうエガオノダイカのテーマ性が見える素晴らしい回だったね!

エガオノダイカ11話の感想・考察

ヒューイに腹を立てるステラの同族嫌悪

©タツノコプロ/エガオノダイカ製作委員会

人は誰かを嫌うとき
大きく分けて2つの嫌い方をする。

一つを「願望憎悪」で
もう一つは「同族嫌悪」である。

願望憎悪とは
「自分もこうなりたかった」
と本心では思っているのだが
なれないことも分かっている人が
対象を嫌いになることで
自尊心を保つという心の働きだ。

もう一つの「同族嫌悪」とは
「自分とよく似た人を嫌う」
という心の作用である。

「自分とよく似た人を嫌う」というのは
自分の嫌いなところやコンプレックスを
他人の中にも見つけてしまい、
それが原因でその人を
(その人の中の自分の嫌なところを)
嫌いになるということである。

11話でステラがヒューイに苛立つのは
「大事なものから目を逸らしていた
過去の自分」と今のヒューイの態度を重ね
同族嫌悪しているからである。

ステラは何から目を逸らしていたのか

ではステラがこれまで目を逸らしていた
大事なものとは一体何なのか?

それは「人間らしい感情」である。

もっと具体的に言えば
「誰かを大切だと思うこと」
ということなのかもしれない。

「誰かを大切だと思うこと」
は戦場では時に諸刃の剣になる。

「大切な人が死ぬかもしれない」
「大切な人を失うかも知れない」

そういった感情は人を惑わし混乱させ
正しい判断を狂わせる。

だからステラはこれまで
「笑顔」という仮面で
人と距離をとってきたのである。

最初から距離をとっておけば
最初から大切な人は存在しないため
裏切られたり失ったりもしない。
心は傷つかずに済む。

その心のマネジメント方法はある意味正しい。

ただそうやって生きている人間には
テクニック的にもマインド的にも
必ず限界がやってくるのである。

誰かを守ろうと必死な人間が放つ
土壇場の力には勝てないのだから。

金魚鉢を捨てたステラの決意

©タツノコプロ/エガオノダイカ製作委員会

11話で水槽の中を泳ぐ金魚の映像が
電池が切れて終わった時、
ステラはついに水槽を捨てる。
(単に壊れた可能性もあるか)

ステラにとってあの水槽とは
現実から目を逸らすための道具であり
自分だけの閉じた世界の象徴だった。

その水槽を捨てたということは
ステラはやっとビュルガー分隊を
自分の居場所であると
受け入れたということだ。

自分意外の誰かを大切だと思うことは
強さと同時に弱さも受け入れたということ。

最終回の展開でユウキとステラが
どんな決断をするのか楽しみである。

エガオノダイカ12話(最終回)の予想「笑顔の代価」の意味

11話のユウキの作戦とは
クラルスを使ったあらゆるテクノロジーを
破壊することで、戦争を強制的に止める
というものなのだろう。

またクラルスは戦争の武器としてだけでなく
間違いなくユウキたちの文明の
快適な生活を支えているはずだ。

平和のために戦争兵器もろとも
生活を支えるテクノロジーも
全て破壊するならばそれは確かに
「笑顔の代価」である。

ただ…クラルス全て無力化することで
戦争が無くなるのか?というと
個人的には少し疑問ではある。

確かに戦争兵器は使えなるが
戦争を起こしているのは兵器自体ではなく
人間の中にある恐怖心や猜疑心だからだ。

その点も踏まえて12話のラストでは
どんな落とし方をしてくるのか…
最終回の展開に注目したい。

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