コードギアス反逆のルルーシュには
主人公のルルーシュ以外にも
ストーリーを彩る魅力的な
キャラクターたちが
たくさん登場するアニメです。
中でもルルーシュの兄にあたる
第二皇子シュナイゼルは
他のキャラクターとは一段レベルの違う
魅力を放っています。
今回はシュナイゼル・エル・ブリタニアの
魅力について分析して行きたいと思います。
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初登場
シュナイゼルというキャラクターが
初めてストーリーへ積極的にかかわって来るのは
シリーズ1の第18話「枢木スザクに命じる」
だと思います。
ここでスザクは
ゼロを拘束する代わりに、
遠方から飛来するミサイルと共に
自滅しろと上官に命令されます。
結果的にルルーシュの「生きろ」というギアスで
ルルーシュもスザクもこの場を脱出するわけですが、
このとき皇族のユーフェミアでも
止められなかったミサイルの発射命令や
上空からゼロとスザクを
ハドロン砲でもろとも消し去ろうとしたのが
第二皇子シュナイゼルです。
よく見ると
シュナイゼルは初登場の時点から
非常に冷徹な人物だということ分かります。
リーダーとしての器の大きさ
シュナイゼルというキャラクターの面白いところは
その二面性です。
シュナイゼルは
画面に登場しているときの
ほとんどは笑顔で、
人当たりの良い王子様のように
描かれています。
例えばシーズン1の第19話「神の島」では
登場するなり部下であるセシルに
「一度お会いしたかった、
セシルクルーミーさん」
と言って自ら話しかけます。
そして慌てて転んでしまったセシルに対し
「お手をどうぞ」
と言って優しく微笑みかけます。
これは例えるなら
トヨタの社長が工場の社員に
「お会いしたかったですよ」
と言って話しかけているようなものです。
リーダーとしての器の大きさや
人心掌握力(じんしんしょうあくりょく)
の高さをうかがわせますね。
狡猾でありながら合理的
シュナイゼルは
かなり狡猾に様々な計画を進めます。
例えば、序盤のほうで
クロヴィス失脚の罪をきせられた
軍のバトレー大佐(黒くてガタイのおじさん)
を救ったのもシュナイゼルですが、
それはバトレーが
皇帝シャルルには秘密で
ギアス関連の(シーツーの)
研究をしていたからです。
皇帝シャルルを
腹の底では認めていないシュナイゼルが
バトレーを救ったのは
こういう計算があったからです。
また初登場の時に
ミサイル発射の件と
ハドロン砲でスザクもろとも
ゼロを消し去ろうとした時のことを
セシルに咎められると
「重要なのは優先順位」と
あっさり言い放ちます。
つまり彼の中では
「一人の命」というのは
優先順位が高いことでは無い、
ということなのでしょう。
この合理的な思想は、
後半になるにつれて
さらに加速していきます。
まとめ
シリーズの中盤から
積極的に登場するシュナイゼル皇子ですが、
彼は最後まで、その本性を
むき出しにしないのも特徴の一つです。
次の後編では
シュナイゼルの虚無(きょむ)のような心や
シュナイゼルはなぜルルーシュに
負けてしまったのかについて
迫って行きたいと思います。
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