物語の後半で
激しく火花を散らす
ルルーシュとシュナイゼルの対決を
時系列で解説する記事の中編です。
作中での二人の心理戦は
多くの見どころにあふれていました。
中編はシーズン2第22話「皇帝ルルーシュ」
の帝都ペンドラゴン破壊から
日本での最終決戦前半までを解説します。
対決その4 帝都ペンドラゴン破壊
シーズン2第22話「皇帝ルルーシュ」にて
ブリタニアを乗っ取ったルルーシュは、
世界征服を盤石なものにしようと
超合衆国と交渉を行っていました。
シュナイゼルはこの機会を狙って
帝都ペンドラゴンにフレイヤ弾頭を打ち込みます。
つまり自分の住んでいた都に
核ミサイルをあっさり打ち込んだ
ということなのですが・・・
恐ろしい精神力です。
そしてトドメの一撃と言わんばかりに
妹のナナリーを投入。
「私はお兄さまの敵です」と宣言させます。
この作戦の秀逸なところは
ナナリーにギアスのことを吹き込み
お兄さまを否定させたところです。
鬼畜のようなコンボですね。
妹は死んだと思っていたルルーシュに
これが大ダメージ。
またもシュナイゼルに
一本取られてしまいます。
対決その5 ナナリーとの決別に見るルルーシュの成長
しかしルルーシュも負けてはいません。
シーズン前半のルルーシュなら
妹に否定され「ナナリィィ!!」と
叫びへこんでいたのでしょうが、
ここでは「人からお恵みを頂くことが
当たり前だと考えているのか?」
と言ってナナリーに厳しい言葉で
切り返します。
このシーンの面白いところは
ルルーシュ→ナナリーの構造が
かつてのシャルル→ルルーシュの構造と
全く同じ構造になっているところです。
かつて父シャルルが
ルルーシュに厳しくしたように
ルルーシュも妹に厳しく当たります。
愛ゆえにですね。
対決その6 黒の騎士団を利用
シーズン2第23話「シュナイゼルの仮面」にて、
ルルーシュとの最終決戦に臨むシュナイゼルは
巧みな話術で黒の騎士団を
自らの手足とします。
そしてコードギアスらしいポイントは
普通ならすぐにドンパチが起こって
ビームやミサイルが飛び交いそうなところを
そうしないところ。
見えない攻撃や牽制で
二人が戦争の達人であることを表現していました。
また二人の初対決のチェスを
デジャブのように再現している
ところもポイントです。
この戦いでは
兵力と知略に長けた
シュナイゼル軍の勝利
かと思われたところ
ルルーシュは切札の
サクラダイト爆弾を使用します。
これでシュナイゼル軍の兵力(黒の騎士団)
はほぼ全滅し、残るは天空要塞
ダモクレスのみとなりました。
まとめ
前編に続きシュナイゼルとルルーシュの
対決の様子について解説しました。
中編ではルルーシュが
人間的に成長したところなども見え
見応えのある戦いでしたが、
かなりシュナイゼルに
おされてしまいました。
最後の後編では
激化する二人の対決の
最終決着までを解説します。
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