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【後編】ルルーシュ対シュナイゼルの戦いを完全解説。本当はどちらが強かったのか?

物語の後半で激しく火花を散らす

ルルーシュとシュナイゼルの対決を

時系列で解説する記事の後編です。

 

前編はこちら

中編はこちら

 

ここからはシーズン2の

23話「シュナイゼルの仮面」にて

ルルーシュのサクラダイト爆弾が炸裂し

黒の騎士団が壊滅した後から

二人の決着までを解説します。

 

対決その7 打倒!天空要塞ダモクレス

シーズン2の第24話「ダモクレスの空」にて

黒の騎士団を使い捨てたシュナイゼルは

ルルーシュ陣営へフレイヤ弾頭の連射を開始します。

これがシュナイゼルのチェックメイトでした。

 

フレイヤの圧倒的な火力を前に

戦術的な戦闘が意味をなさない状況で

ルルーシュとスザクは最後のかけに出ます。

 

それはフレイヤ弾頭を無力化し

ダモクレスの中に侵入すること。

 

不可能だと思われたミッションですが、

ルルーシュはシーツー、ニーナ、スザクを信じ

この作戦を成功させます。

 

閑話休題:対比構造

フレイヤ無効化の場面では

物語のテーマにも通じる

重要な対比があります。

 

それは「仲間を持つものと持たないもの」という対比です。

 

孤立しながらもシーツーやスザク、

ニーナなど仲間を信じ

最後の攻撃を仕掛けてきたルルーシュと、

仮面を完璧に使いこなしながらも

最後はナナリーをも捨てて

逃げることしかできなかったシュナイゼル。

 

もしここに妹のコーネリアがいたら・・・

この辺りの対比がとても示唆深い

構造になっています。

 

対決その8 決着!思考を読まれたシュナイゼル

ルルーシュらにダモクレスへ

侵入されたシュナイゼルは、

フレイヤ弾でダモクレスごと

自爆する選択を取ります。

 

しかしルルーシュは

シュナイゼルの「常に負けないところで戦いをする」

という思考を読んでいました。

そこから自爆と脱出を予知します。

 

そして皇族として安全な場所で

長く生きてきたシュナイゼルの思考の

限界も読んでいました。

それは「希望や夢」を持てないこと。

 

「明日」を手に入れようとはしないこと。

 

「希望や夢」というのは

明日を必死に求めた人にしか

思いつかない感情です。

 

そのようにして

皇族として生きてきた

シュナイゼルの思考を

完全に読み切ったルルーシュは、

録画テープでリアルタイムに

会話しているように錯覚させ、

その隙をつき

シュナイゼルにギアスをかけることに

成功するのでした。

 

まとめ

「仮面=嘘」のない世界を作ろうとしていた皇帝シャルル、

完璧なまでに「仮面=嘘」を操っていたシュナイゼル、

「仮面=嘘」のある世界を受け入れたルルーシュ、

親子兄弟に渡る「仮面をめぐる」戦いは、

世界をありのままに受け入れた

ルルーシュに軍配が上がった、

というのはなんとも

素晴らしいラストではないではないでしょうか。

 

名言コーナー

間違っているとか正しいとか、誰が決められるっていうのよ by 紅月カレン