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漫画『炎炎ノ消防隊』197話のネタバレ考察|バーンズの裏切りの真意を読む

ケイ

この記事ではマンガ「炎炎ノ消防隊」197話「告別」の内容をネタバレありで紹介します。

前話(196話)の復習

  • 新門紅丸が森羅や桜備らを助けに伝道者の一味のもとを訪れる。
  • 紅丸は様々な技を組み合わせハウメア、インカらの攻撃を防ぎつつ森羅たちを逃すことに成功する。

196話漫画『炎炎ノ消防隊』196話のネタバレ感想|紅丸強し!月光の如きその力

197話のポイント

  • 森羅たちは伝道者の一味のアジトから、なんとか浅草へと帰り着く。
  • バーンズは府中に行く前にカリムとフォイエンに期待を寄せるような言葉をかけていた。
  • バーンズが伝えたかった真意を探るためカリムとフォイェンは聖ラフルス修道院へ向かう。

炎炎ノ消防隊話197話ネタバレ|浅草へ帰還

(C)大久保篤 | 講談社 | 週刊少年マガジン

新門紅丸の救出のおかげで森羅と桜備、第8のメンバーは絶対絶命のピンチから脱し、浅草へと帰還する。

第1のカリムとフォイェンはバーンズから「この世界を変えるのはお前たちだ」と意味深な言葉を告げられていた。

バーンズがもたらしたかった変化について調査するため、カリムは聖ラフルス修道院へ調査に向かう。

そこはかつてアイリスと火華がシスターとして修行し、複数の修道女が同時に人体発火を起こした教会だった。

次回198話漫画『炎炎ノ消防隊』198話のネタバレ感想|なぜアイリスと火華は助かったのか

炎炎ノ消防隊197話の考察|バーンズの想いを推し量る

197話までの内容を整理するとバーンズは非常に複雑で矛盾する想いを抱えていたと推測できます。

  • バーンズにとってアドラや伝道者は、人智を超えたものだった
  • 伝道者が地球を太陽にするというなら神父として自らは従うことしかできない
  • しかし一方で「この状況を変えて欲しい」という想いを持ってはいた
  • それができるのは伝道者を超える必要がありバーンズは無理だと悟った
  • 次の世代の人間に自分の理想を託すしかなかった

振り返るとバーンズは176話「信仰を問う」のときに伝道者側に寝返っています。

しかしその後、一度は第1の教会に戻りカリムとフォイェンに「この世界を変えるのはお前たちだ」(197話)と言っています。

そして179話「闇の密談」の時に府中大牢獄へ行き、ハウメアに「第8は私に任せてもらおう」と言って森羅たちを迎え撃ちます。(この約束はハウメアによって反故にされました)

つまり時系列としては

  1. 176話:伝道者にひざまずく
  2. 197話:カリムたちに想いを伝えるシーン
  3. 178話:府中に行きハウメアを信用させる

という時間の流れになっており、この流れは自らが犠牲となることで状況変えるキッカケを作りたかったともとれます。

バーンズの本当の真意は、言語化された情報以外からも推し量る必要がありそうです。

次回198話漫画『炎炎ノ消防隊』198話のネタバレ感想|なぜアイリスと火華は助かったのか

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