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漫画『映像研には手を出すな!』4巻ネタバレ感想|たぬきのお宝伝説編

© 2020 大童澄瞳・小学館

月刊!スピリッツ!で掲載されている漫画『映像研には手を出すな!』コミック4巻のあらすじと感想を紹介します。

前巻(3巻)では学校の反対を押し切って、映像研は自主制作物即売会「コメットA」に参加します。

音響部員の百目鬼が映像研に音響監督として参加したことで、創作はより高度な次元に到達。

初めての学外イベントながら水崎の広告効果もあり、DVDは見事に完売するのでした。

時間制約のあったイベントを乗り越えた映像研は、次にどのようなアニメ制作を目指すのか?

24話「隠れ里のたぬき」ネタバレ

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冬休み。水崎と浅草は、水崎の知り合いの農家がある田舎へ小旅行にでかける。

金森も旅行に誘ったが「なんで遊びにつき合わないといけないのです?」と一蹴されてしまう。

だが実は、水崎と浅草が向かった田舎は、たぬきのお宝伝説が存在する土地だった。

たぬきのお宝伝説に興奮する浅草と水崎は、さっそく調査に乗り出すが、調査先の洞窟で良く見た人物と遭遇する。

その人物とは高額支給のアルバイトでたぬきの生態を調査しに来ていた金森氏だった。

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25話「4匹のたぬき」ネタバレ

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滞在している地域に「服部」という名字が多いことに気がついた3人は、地元民に話を聞きに行く。

すると「服部」とはかつてこの地に来た伊賀忍者が、徳川の財宝と一緒に身を隠すため、村民に与えた性だったということが分かる。

一方、浅草は開発工事でたぬきの寝床が破壊されていく現状を憂いていた。そして、たぬきと一緒に終の棲家を見つけようと奮闘する。

たぬき達に導かれるように古い神社跡にたどり着いた浅草は、そこには9つの灯籠と暗号文字を発見する。

浅草は暗号を解読し埋蔵金を見つけるが、たぬきたちの棲家をあらすまいと静かにその場を立ち去るのだった。

ケイ

4巻の24話〜25話はこれまでと少し違った印象を受けます。

アニメの設定を空想するシーンが一切無いのです。

その代わり、浅草と狸たちの心の交流が、リアリティを失わないギリギリのところで描かれます。

この2話で作品の幅が広がったという手応えがあり、そこから中盤以降の創作活動に進んでいく展開も見事なんです。

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26話「世界の見え方」ネタバレ

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浅草はたぬきのお宝伝説からインスピレーションを得て、次回作「たぬきのエルドラド」を企画する。

その内容とは「2つの価値観の対立」。しかし物語の着地は、勝利ではないと浅草は語る。

これまで描いた作品たちは、時間とリソースの制約によって、ストーリー性を殺さざるを得なかった。

それは仕方のないことだったが、次回作では「ちゃんとストーリーを描く」ことを浅草は心に誓う。

ケイ

感極まって泣いてしまった浅草を、なんだかんだでなだめる金森氏がかっこいいんですよねぇ。

もしかして、そういう需要があるのかな・・・?

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27話「突破する顔」ネタバレ

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浅草のストーリーの暗さにひっぱられ、水崎はダークなキャラクターデザインを考案する。

「辛気臭い話にはしたくない」と訴える浅草に、「時間を守れ!」と金森はプレッシャーをかける。

デザインを再考した水崎は、マヌケな顔の主人公を描く。だがそれがなぜかとてもしっくりくるのである。

水崎のキャラクターデザインを発端に物語は再構築されていく。そしてついに、物語の落とし所が見つかる。

ケイ

この回は、金森と水崎の目の動きや表情に注目すると、セリフにならない心の動きを感じ取ることができます。

ときに創作は複数の工程同士が影響しあい、少しづつ改善(時に圧迫)していくんだなぁというのが良く分かりますね。

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28話「ソワンデの自由」ネタバレ

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金森は生徒会に呼び出しをくらう。何事かと警戒する金森だったが、ただ決算書類へのハンコの押印依頼だったようだ。

生徒会室からの帰り道、金森は生徒会書紀のソワンデに出会う。「いいもん見せてやるよ」ソワンデは金森を中央棟へと案内する。

中央棟からは古くなった生徒会棟の姿が見えた。生徒会棟は本日解体され、中央棟に移管されるというのだ。

「自由とは何だと思う?」というソワンデの意味深な問いの意味とは何だったのか?

ケイ

28話は直接的な言葉を使ってはいませんが、ソワンデが金森を生徒会に勧誘した話だったのだと思います。

例えば28話の「中央集権、新しい棟、生徒会」と「辺境での自由、中古車、映像研」は対比構造になっています。

そこでソワンデは「もういらねぇだろ?車なんて。」と金森に言うんです。

これは「映像研なんて辞めて生徒会に来いよ?」と暗に伝えているんだと思われます。

はっきり言葉にしないところがなんともチルな雰囲気を醸し出す回でした。

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29話「たぬきのエルドラド」ネタバレ

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主人公の宇宙船はドドという謎の星に墜落してしまう。ドド星には2つの種族がいた。

一つは山の中で暮らす「村人」、そしてもう一つ「メトロ」と呼ばれる都市型国家市民たちである。

メトロが襲撃した村人を偶然にも救ってしまった主人公(主人公に名前は無い)は村人の保護を受ける。

主人公の武装に興味を持ったメトロは、村人の村を強襲し、主人公をメトロへ連れ去ってしまう。

拉致された主人公だったが、メトロの人間は特に危害を加えてはこない。メトロの目的は文化の保護だったからだ。

事情を知らない村人たちは、主人公を救うためメトロに襲撃をかけるが・・・

ケイ

29話では作品として完成した「たぬきのエルドラド」の内容だけが描かれます。

ちなみにエルドラドとはスペインのアンデス地方の奥地に存在するとされた伝説上の土地のことです。

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30話「浅草氏の冴えたやり方」ネタバレ

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「たぬきのエルドラド」は完成した。今回のアニメ制作には、浅草もある程度の手応えを得たようである。

ある日の午後、映像研と百目鬼の4人は本屋に立ち寄る。その本屋は、幼い金森が頻繁に通った本屋だった。

本屋の主人の依頼もあり、本屋再建プランを立てる金森。次のアニメは本屋を舞台にした作品に決定する。

おわりに|4巻のまとめ

4巻の内容はいかがでしたでしょうか。管理人としてはラストの30話がとても印象深い巻でした。

「やりたいことを、やりたいようにやるのだ!」30話で浅草は一つの考え方にたどり着きます。

アニメが世の中に出始めた頃、アニメはアニメーションと呼ばれ、それはあくまでアートの領域の活動でした。

次第にアニメをビジネスとして捉えることで、たくさんの素晴らしい作品が生まれ、消費者は多くの感動を享受しました。

しかし一方で、ビジネス化したアニメは「やるべきことや、成し遂げるべきこと」ばかりに論点が向きます。

これは必要悪の発想であり、一定の品質以上のアニメを「継続して」作っていく上で大切な思考法です。

それに対し、浅草は「やりたいことを、やりたいようにやるのだ!」と看破します。

もちろん「やりたいことを、やりたいようにやればいい」というメッセージは「学生」だから成立するロジックです。

しかし、創作に関わる人間が見失いがちな「やりたいこと」を正面切って伝えてくれる作品として、『映像研には手を出すな!』には、そのポジティブな役割を最期まで担ってくれることを願います。

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