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【ネタバレ感想】アニメ『イエスタデイをうたって』喪失感を乗り越えて

イエスタデイをうたってネタバレ感想

©冬目景/集英社・イエスタデイをうたって製作委員会

こんにちは。
当サイト管理人のケイ(@anime5satsu)と申します。

今回は2020年春放送のアニメ『イエスタデイをうたって』について語っていこうと思います。

イエスタデイをうたって

本作は冬目景(とうめ けい)氏による漫画が原作の作品で「ビジネスジャンプ」にて1998年1号から不定期連載されました。同誌休刊後は「グランドジャンプ」に場所をうつし2015年13号まで連載された作品です。

不定期とはいえ17年にもわたって連載されていた漫画。もはや「HUNTER×HUNTER」の域です。

単行本は全11巻、累計発行部数は140万部を突破しています。連載の完結から4年がたち、2019年4月17日にアニメ化が発表されました。

管理人は原作のマンガを読んでいませんが、この記事を書いた時点ではアニメ9話まで視聴しています。
アニメの内容について一部ネタバレしている箇所もありますので注意して下さい。
それでは参ります。

アニメ『イエスタデイをうたって』の評価

  • あにこれ「2020年春アニメランキング」:10位
  • 公式Twitterフォロワー数:1.8万人(16位)
  • dアニ「気になる!」の数:3.2万(13位)

アニメ評価サイト「あにこれ」での「2020年春アニメランキング」では、第10位にランキングしています。

Twitterのフォロワー数は、1.8万人で、春アニメの中では16番目のフォロワー数のようですね。

動画配信サイト、dアニメストアの中で「気になる!」を押した人は3.2万人おり、春アニメの中では13位でした。
(※2020年6月2日確認の情報です)

アニメ『イエスタデイをうたって』あらすじ

大学を卒業したものの職に就くことなく、とくに目標もなく、フリーターとして惰性的な日々を過ごしていたリクオ。ある日、リクオの前にカラスを連れた黒ずくめの少女・ハルが現れます。

エキセントリックなハルの言動に戸惑う中、リクオはかつて想いを寄せていた同級生、榀子が東京に戻ってきたことを知り…

アニメ『イエスタデイをうたって』の登場人物

リクオ / 魚住 陸生(うおずみ りくお)声 – 小林親弘

イエスタデイをうたって リクオ

©冬目景/集英社・イエスタデイをうたって製作委員会

榀子に想いを寄せる青年で、大学を卒業したあとも就職せずにフリーターでおり、近所のコンビニでバイトをしています。

リクオの声を担当する小林親弘さんは、アニメ声優、ラジオ、洋画の吹き替えなどマルチに活躍されています。

ハル / 野中 晴(のなか はる)声 – 宮本侑芽

イエスタデイをうたって ハル

©冬目景/集英社・イエスタデイをうたって製作委員会

リクオに想いを寄せる少女。エキセントリックな言動が目立ちますが、実際はピュアで繊細な心の持ち主です。

この難しい役を担当するのは声優の宮本侑芽さん。子役として芸能界デビューした人で、今は劇団員や女優として活躍されています。

若干23歳の声優さんで、最近では『SSSS.GRIDMAN』の宝田六花役が記憶に新しいですね。

森ノ目 榀子(もりのめ しなこ)声 – 花澤香菜

イエスタデイをうたって 榀子

©冬目景/集英社・イエスタデイをうたって製作委員会

リクオが想いを寄せる大学時代の同級生で高校教師。亡くなった幼馴染のことが忘れられず、次の恋に踏み出せずにいます。

榀子の声を担当するのは皆さんご存じ花澤香菜
キャリアの初期こそ声質で目立っていた花澤さんですが、今となってはコメディエンヌからシリアスな役までこなす、大人気声優ですね。

早川 浪(はやかわ ろう)声 – 花江夏樹

イエスタデイをうたって 浪

©冬目景/集英社・イエスタデイをうたって製作委員会

安全ピンのピアスが絶妙なイキってる感をかもし出す、榀子が好いていた幼馴染の弟。兄に変わって榀子に自分が振り向いてもらおうと頑張る姿が少し可愛い。

浪の声を担当するのは花江夏樹さん。いままさに乗りに乗っている男性声優(28)です。強烈なインパクトを残した『鬼滅の刃』の主人公、竈門炭治郎役も花江さんでした。

アニメ『イエスタデイをうたって』の感想(ネタバレあり)

失い続ける女、ハル

イエスタディをうたってハル

©冬目景/集英社・イエスタデイをうたって製作委員会

本作を貫いているテーマはなんだろうと考えたとき真っ先に頭に浮かんだのが喪失感という言葉でしょうか。

物語はリクオが大学時代の同級生、榀子に告白し玉砕するところから始まります。
その榀子は、好きだった幼馴染を10代のころに亡くし、ずっと記憶の中をさまよってきました。

浪は榀子を好きになりますが、その恋はどうやら実りそうにありません。
でも浪の喪失感もリクオの一回目の失恋も、ハルに比べれば全然マシです。

しかしハルの喪失感だけは別格。(榀子もそれなりにひどいけど、リクオとくっつきそうだし救いがある)

母子家庭で育たったハルには父親がいません。
“いない”といっても亡くなったわけではなく、父は今もどこかで生きています。

幼い頃に父と遊んだ記憶だけがハルの中に残り、その記憶はハルの心に喪失感をあたえ続けています。

さらに数年にわたり想いを寄せていたリクオには好きな人がいる。(しかも榀子は元副担任)
行くだけで幸せだったリクオのいるコンビニも、リクオが就職したことであっさりと消え去ります。

ハルの“大事なもの失い具合”が他の3人の比ではなく、それが視聴者の脳内エントロピーを最大化させます。

でもハルの喪失は、ある意味仕方のないことでもあります。

大学に行ったら高校時代の友人とあまり連絡を取らなくなってしまうように、人生にはどうしようもない「さよなら」があるものです。

そこにはほとんどの場合、意図的なことなどなく、ただ皆が自らの人生を主体的に歩きはじめたとき、人間関係というのはおのずと調整されていくものです。

ハルの失いつづける物語は、この後どのような着地を見せるのか?

失ってもなお立ち上がり、前向きに生きていくハルの物語が「昨日を歌い飛ばせる」ようなものであるといいなぁと思います。

甲斐性なしすぎる主人公、リクオ(10話視聴後ネタバレ感想)

イエスタディをうたって榀子とリクオ

©冬目景/集英社・イエスタデイをうたって製作委員会

現代の恋愛観に犯された管理人は、榀子の部屋に上がっても自分から何もしないリクオに終始イライラしていました。笑

自分から何もしないというのがポイントで、リクオは基本的には「嫌われたらどうしよう」という自分にベクトルが向いているタイプなんですよね。

普通だったらもう榀子はとっくにリクオのことなんて忘れて、別の男と飲みにいってるんだろうけど、まぁそこはエンタメなので仕方ない。

仕方ないとしてもちょっとリクオにチャンス与えすぎというか、世界がリクオに甘い。甘すぎる。

そういう意味では本作は「こういう女性がいたらいいな」という男性の願望であり、ある意味、希望の女神みたいな作品といえるかもしれません。

作品のテーマとか時代背景とかをエクスキューズにして、どこまでも男の願望を描くのか、それともそんな夢見る男たちに「目を覚ませよ」とグーパンを叩き込むのか。

最終回まで残り数話、クライマックスがどのように描かれるのか楽しみです。

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