アニメ『色づく世界の明日から』11話ネタバレ感想&考察！残された最大の謎は瞳美が唯翔の絵の色を認識できたこと

抱き合う二人の背後の月が
残された二人の時間を表している
そんな美しいラストが描かれた11話。

最初から分かっていたことですが
11話は瞳美が未来に帰る結末に向けて
急加速していった回でした。

それにしても
好きなアニメの最終回って
何度経験しても辛いですね…

特にこのアニメに関しては
唯翔のことを未だに「さん」付けで呼ぶ瞳美が
管理人の心の柔らかいところを突いてきます。

未来から来た女の子が一番古風っていう。

もちろん、最終回が辛いのは
面白いアニメだった証拠で
素晴らしい作品を作ってくれた
クリエイターの皆さんには
感謝してもしたりませんね！

さて、それでは11話の内容を
振り返ってみましょう・・・泣

脚本と作画の妙技
▸9話写真を活かした演出が素晴らしい

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瞳美が過去に来たのは感情を取り戻すため
瞳美はどうして唯翔の絵の色が最初から見えたのか?
英語メールの意味を翻訳
11話の感想：瞳美を通して描かれたもの

瞳美が過去に来たのは感情を取り戻すため

瞳美が色を失ったのは
「感情を封印したから」
というのは、もはや
誰が見ても明らかです。

それは10話に出てきた
幼い瞳美が書いていた、
黒く塗りつぶされた自分と
母親の絵からも想像できます。

瞳美は母親の喪失で発生した
「心の傷」を感情と一緒に
封印したんでしょう。

なぜならその「心の傷」が
幼い瞳美にはあまりにも大きな
精神的負担になっていたからです。

単純に母親に捨てられたなら
母親を責めれば心が救われますが
母親が出て行ったのは半分は
自分の責任です。
(瞳美が自分でそう思っていた)

自分ではどうしようもないこと
(魔法の才能があること)が
大好きなお母さんを奪った、
というのは幼い瞳美には
耐え難い苦痛だったのでしょう。

だからその苦痛＝「心の傷」を
感情と一緒に封印し、その代償として
色を失ったということだったんでしょう。

それを解くにはもう一度
感情を取り戻す作業が必要になります。
心から「寂しい」とか「好き」とか
「怖い」とか「楽しい」という風に
もう一度、思えないといけません。

そして再びそういった感情を感じるには、
色んな人と関わらないといけません。

唯翔との出会いも、
他の写真美術部のメンバーとの出会いも
琥珀おばあちゃんは分かっていたことで
すべてを分かって過去に送り出したと思うと
また少し1話が違った見え方をしてきます。

関連記事
▸1話魔法が母親を奪った伏線があった

瞳美はどうして唯翔の絵の色が最初から見えたのか?

残された最大の謎として
「瞳美はどうして唯翔の絵の色が
最初から見えたのか」問題があります。

仮説は2つあります。

ひとつめは唯翔の絵にもともと
人の「寂しさ」に呼応するような
何かがあった、ということ。

これが瞳美にだけそう感じられるもの
なのかどうかは分かりませんが
唯翔には瞳美の心を動かす力が
あったというのは、
設定としてはありえそうです。

もうひとつの説は、
唯翔と瞳美の母親が
絵にまつわる部分で
なんらかの関係があるという説です。

瞳美が色を失ったのは
「母親の喪失」が原因
だと仮定するなら、
唯翔の絵に母親の存在を
感じているのかもしれません。

例えば唯翔は未来では
瞳美の母親に絵を教える先生で、
瞳美が幼いころ母に書いてもらっていた絵には
唯翔の絵の指導が入っていた、
だから唯翔に母親の記憶を感じている、
というような設定です。

少し無理やりかもしれませんが、
色を失った理由（母親の喪失）と
色が見える理由（唯翔の絵）に
なんらかのリンクがあるなら、
そのくらいの設定がないと
おかしいのではないかと思います。

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▸6話金色のサカナが象徴するもの

英語メールの意味を翻訳

琥珀が英語のメールを打っていた相手は
留学先のイギリスの魔法の先生でしょう。

英語メールがちらっとだけ映りましたが、
内容が気になったので翻訳してみました。

英文メールの原文はこれです▼

英語：She was sent here by magic for time travel which was used by me 60 years later. However recently she suddenly disappeared when we were at school, and after a few minutes she appeared again. Have you ever heard that time travelers had got like this case? And are they in danger? Unfortunately there aren’t people who are familiar with this problem. I really would like you to help us. Hope to hear from you soon.

日本語の訳としては

「彼女は60年後の私にかけられた
時間移動の魔法でここに送られました。
しかし最近、学校にいる時に彼女が
突然消えたり、数分後にまた現れたり
するようになりました。
時間移動者がこういったケースに
遭遇するということを（先生は）
聞いたことがありますか？
そして(こういうケースに遭遇した)人は
危険な状態でしょうか?残念ながら
この問題に詳しい人間が周りにいません。
先生の助力が本当に必要です。
すぐに連絡を頂けると幸いです。」

という感じでしょうか。

この琥珀の英文メールに対する
Lavinia Uttley先生からの返信は
こんなメールでした。

Hello, Ms Kohaku, How are you?
Thank you for sending me your e-mail, it’s kind of interesting to me. About the problem that time traveler disappear temporarily, I think magic for time travel is not in effect for permanence, and it is definitely affected by History fixing force. Any time traveler who came from future is unnatural existence. So that there is a power working to exclude to border of time and space. If there is seen sign, you have to deal with as soon as (possible).

最後のpossibleは
私が勝手に付けましたが、
この文脈でas soon asの後に続くのは
possibleしかないかと思います。

日本語訳としてはこんな感じです▼

「こんにちは琥珀さん、元気ですか?
メールありがとうございます。
それは興味深いですね。
時間移動者が一時的に消える問題について、
私が思うのは、時間移動の魔法は
永久に効果があるものではないのでしょう、
そして、それ(時間移動)は確実に
歴史修正の力の作用を受けます。
どんな時間移動者も、未来から来た者は
不自然な存在です。つまり、そこには
時間と空間の境界から締め出そうという
力が存在します。もしその兆候が
見えたのであれば、すぐにあなたは
対処しなければなりません。」