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アニメ『コードギアス』ネタバレ考察 (後編)本当のラスボス、シュナイゼル・エル・ブリタニアについて

コードギアス反逆のルルーシュに登場する

魅力的な敵キャラクターのひとり

シュナイゼルについて

分析していく記事の後編です。

 

前編はこちら

 

他のキャラクターとは

一段レベルの違う魅力を放つシュナイゼル。

 

後編ではシュナイゼルの本質と

彼の敗因について解説して行きます。

 

シュナイゼルの本質1 人は恐怖で支配すべしという思想

シュナイゼルが初めて

「本音」を口にしたのは

恐らくシーズン2の20話「皇帝失格」の時です。

 

この時シュナイゼルは

父シャルルに皇帝たる資格はないと判断し、

自らが皇帝になるため、

スザクにシャルル暗殺を命じます。

 

そしてこのように語ります

「人の本質とは、何かに支配されたいということ、

私なら権威で人々を支配できる、

権威のもう一つの意味を知っているかい?」と。

 

これに対する回答は

作中にはありませんが、

恐らく「権威」のもう一つの意味とは

「畏怖」つまり「怖れ」や「恐怖」のこと。

 

シュナイゼルの本質というのは

恐怖で人間を支配しよう

ということだったんですね。

 

シュナイゼルの本質2 人間はシステムと力で統治すべき

シーズン2の23話「シュナイゼルの仮面」にて

シュナイゼルはフレイヤを使い

帝都ペンドラゴンとその住民を

あっさり消し去ります。

 

それをコーネリアに責められると

「人の本質は欲望であり、

それを止めるには心や主義主張は意味をなさない、

システムと力で平和を実現すべき」

と言い返します。

 

さらに「人類にはしつけが必要、

私が神となりしつけを実行する」

ともコメントします。

 

作中の言葉を借りれば、

これはルルーシュをも凌ぐ

圧倒的な虚無とカオスですね。

 

目的達成のためなら

人の命は全く重要だと思っていない、

シュナイゼルの本質があらわになりました。

 

最大の敗因は人間らしい心が無かったこと

死角のないシュナイゼルですが

最後はルルーシュにギアスをかけられて敗北します。

 

シュナイゼル最大の敗因はなんだったのか?

それは「欲の無さ」にあったのではないでしょうか。

 

シーズン2の第24話「ダモクレスの空」にて

シュナイゼルの圧倒的な欲の無さ、

虚無の心があらわになるシーンがあります。

 

それは「このタイミングでフレイヤを撃てば

黒の騎士団もろともルルーシュを始末できる」

という場面。

 

しかしここでシュナイゼルは

「いや、これは欲だ」

と言ってそれを実行しなかった。

 

仮面を使いこなし

一切の感情(欲望)を持てなかったことが

逆にあだとなった瞬間でした。

 

まとめ

シリーズの中盤から登場するシュナイゼルは

最後までその本性を出さないのが特徴でした。

 

ですが、本当は本性と呼べるような「人間らしい心」が

シュナイゼルには無かった、

ということなのかもしれません。

 

シュナイゼルのなんとも形容しがたい

オリジナルな敵キャラクター性は

その虚無性にあった

ということなのかもしれません。

 

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