(C) 吉田秋生・小学館/Project BANANA FISH
冒頭から見事なピンク色のペンギンスウェットを見せる新妻英二さん。
英二とアッシュのイチャラブ新婚夫婦生活をいじらずにはいられないのですが…
物語の演出としては、この冒頭は全て後半の地獄との対比、ということなんでしょうね。
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ブランカの読んでいた本「ISLAND IN THE STREAM」とは
「ISLAND IN THE STREAM(アイランドインザストリーム)」日本語で「海流の中の島々」は18話のタイトルであり実在した小説家、アーネストヘミングウェイの小説のタイトルです。
ヘミングウェイが亡くなったあとの1970年に遺作として発表されましたが、実際に執筆されていたのは1950年ごろです。
1977年には映画化もされているようですね。
18話では「アッシュの孤独な戦い」や「ユエルンの孤独からくるアッシュへの嫉妬」が浮き彫りになりました。
ブランカ曰く「人の孤独について書かれた本」ということで、18話の内容ともマッチしていたように思います。
スマイルズの電話「閣下」とは誰なのか
大統領首席補佐官のアーサースマイルズが誰かに電話していましたが、電話の相手は誰だったのでしょうか?
アーサーのセリフを振り返ってみるとこんな感じでした。
「例の件は重要な切り札、自らふいにするようなことは?財団はもはやあの男のもの、いかが致しましょう閣下」
「例の件」はバナナフィッシュのことでしょうね。
そして「あの男」とはゴルツィネのことではないかと推測します。
スマイルズはコルシカマフィアのさらに上層部の人間に、暴走し始めたゴルツィネのことを相談していた、というのが一つの仮説です。
もう一つの仮説は、閣下は「アメリカ大統領」のことではないかという線。
理由は「閣下」なる新しい登場人物がこれから物語へ入るには、残りの話数的に厳しいと思えるためです。
そうすると、バナナフィッシュは大統領も知っている上で開発されていた兵器だったという暗喩になりますね。
英二の故郷「島根県出雲市」
英二の故郷は「島根県出雲市」という話が出ました。
島根県出雲市は、かの有名な出雲大社があります。
人口は約17万人で、山陰地方の交通の拠点となる都市です。
平成17年の3月に複数の市町村が合併して大きくなったみたいですね。
話は戻りますが、アニメのセオリー的には、故郷に思いを馳せ始めたら危険です。w
いわゆる死亡フラグというか「ここにいつか一緒に行こうね!」みたいな演出は危険信号なんですよね…
英二の体温「101.3°F」
体温の表し方には摂氏(セッシ:℃)と華氏(カシ:°F)の表記の仕方があり日本の体温計は摂氏表記です。
英二がアニメの中で使っていた体温計は、きちんとアメリカ式の華氏表記になっていました。
101.3°Fは摂氏では38.5℃です。
銃で撃たれると場合によって発熱したり感染症になったりするようです。
ユエルンの動揺
アッシュがあまりにもあっさり英二のために死のうとしたことで、ユエルンは動揺します。
ユエルンがあんなに動揺するのは、アッシュに対して嫉妬の入り混じった複雑な感情を持っているからです。
もともとユエルンはアッシュに対して仲間意識を持っていました。
二人とも両親がおらず、マフィアの組織の中で復讐を企む…ユエルンにはアッシュが自分に重なって見えた。
しかしアッシュはユエルンには無いものがあった。それが英二の存在です。
ユエルンには英二のような「無償の心でそばにいてくれる友人」のような存在がいない。
これがユエルンとしてはたまらなく憎いのでしょう。
ブランカ vs アッシュ
ブランカ、めちゃくちゃ強かったですね…最初の一撃から手刀でアッシュの頚動脈を狙ってくるあたりさすがプロ。
アッシュが手も足も出ないとは。間違いなく戦闘能力では、作中最強なんでしょう。
今回は敵役でしたが、強さと優しさを兼ね備えている感じがビシビシ入ってきました。
今後はどんな風に物語に関わってくるのか楽しみですね。
なんとなく仕事は終わったので、アッシュやユエルンのアドバイザーみたいな感じになる気がしますね。
ブランカがゴルツィネのことをムッシュ、ムッシュと言っていましたが、ムッシュとはフランス語でミスターやSirなどの意味。全て男性への敬称としても使えるようです。
18話ではゴルツィネとユエルンのシナリオに対して何の抵抗も見せないアッシュでした。
今後アッシュはどんな風に反撃していくのか。
なんとなくここからはドロ沼の戦いになっていくような気がしますが…
19話の放送が今から楽しみですね!
▶︎ブランカのオーラ