彼方のアストラの最終回、普通にマンガのラストを編集するだけじゃなくて、めっちゃ追加シーン入ってるじゃないですか…泣
ホントにびっくりしたんですけど、アニメ版の最終回が、原作のマンガを読んでいる人も楽しめる脚本になっているんですよ。
思わずU-NEXT で購入したマンガを読み直したくらい、見間違いでもド忘れでもなく、アニメ版は追加のシーンが盛りだくさんでした。
むしろアニメの完結をもって原作のマンガも完結した印象すらあります。そのくらいアニメ版の最終回は素晴らしかったです。
というのは「そこだよ!!そこ描いてほしかったんだよ!!」という、漫画では描かれなかったけど、たぶんこういうことがあったんだろうな、というシーンがアニメの最終回ではまんさいだったんです。例えばコレ
12話・後編のラストシーンで、旅立つカナタがタラップから見た先には・・・先生の幻影!!!
そうです。カナタって幼い頃に命を救ってくれた先生のおかげで冒険家を志したんですよね。(忘れてました)
これまで漫画にかなり忠実だったアニメ版、彼方のアストラですが、最終回では原作を補足する追加シーンが多くありました。
しかしその追加シーンが良い!ほんとにイイ!ということでこの記事では主にアニメでの追加カットを中心に感想や解説をお送りしていきます。
この記事を読めば、アニメの最終回がどれほど原作漫画ファンにとっても最終回だったのかわかるでしょう。(語彙力)
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彼方のアストラ(最終回)12話の前編|惑星アストラへの帰還はより綿密に
最終回は前編と後編の二部になっており、一時間の番組として放送されました。
考えてみれば「彼方のアストラ」は初回の放送も前編後編の2話構成でした。
なので実質このアニメは1クールアニメとしては異例の全14話相当の尺だったということになります。
12話の前編ではアストラ帰還シーンがより綿密な設定に
アニメとマンガ最大の違いは、惑星アストラに帰る時の対策がよりリアルになっているという点です。
例えば、アリエスがお母さんにメールを送る、というシーンはアニメのオリジナルシーンです。
そしてグレース警部がウルガーの兄と繋がっていたというのもアニメのオリジナル設定です。
マンガではそもそもシャルスに壊された通信回線は直すことができず、アストラ上空までメールは送れなかった設定でした。
前編のラストでアストラ号に迫ってくる政府の宇宙船は原作ファンも惹きつける見事な脚本というしかないです。
実際あの演出はマンガを読んでいる私も「え?もしかして攻撃されるとかそういう展開?」とドキドキしました。
でも一番ドキドキしたのはアリエスの手をしっかり握っちゃうカナタさんですけどね!!!
ケイ
コミック巻末の4コマ漫画には面白い後日談が載っている
マンガから見ると多くの追加シーンがあったアニメ版ですが、まだまだコミック版だけの面白い話もあります。
それはユンファの写真集が売れまくったという話です。(笑)これはコミック5巻の巻末の4コマ漫画に載っています。
もしユンファの豊満ボディ写真集に興味のある人は全巻合体版か、コミックの第5巻を購入して読んでみて下さい。
music.jpのTVコースを活用するとマンガ彼方のアストラもお得に読むことができます。
最終回の部分だけ気になるという人は5巻だけ無料でゲットしてみて下さい。
彼方のアストラ(最終回)12話の後編|7年後の後日談は追加シーン満載
アニメ12話の後編は、原作に忠実ながらも「それ見たかった!」という追加シーンが満載でした。
原作マンガからのファンにとってもアニメの最終回は作品全体の最終回になったように感じます。
父親(オリジナル)に会いに行ったウルガー
マンガでは「捕まった親たち」については一切描かれていませんが、アニメでは服役中の父親(オリジナル)と刑務所で会話するウルガーが描かれます。
このシーン、捕まってのにも関わらず「お前が死ねば良かった」と7年後も本人に言っちゃうウルガーのオリジナル、なかなかサイコです。
ウルガーの兄を殺したのはマルコエスポジト
加えて漫画ではウルガーの兄が殺された理由についても、はっきりとは語られずにいました。
しかしアニメではしっかりと「ビクシアの秘密に気がついたウルガー兄はマルコエスポジトの手の者が殺した」と説明されていました。
ウルガーとフニシアって恋人なの?アニメでも曖昧
7年後のウルガーとフニシアって付き合ってんの?という話は漫画でもはっきりとは描かれていません。
ただアニメ最終回では「また今度な」といってフニシアの人形をニギっとするウルガーがイケメンすぎました。
また今度ってどういう意味なんすかね?(ルカ風)
フニシアがウルガーに甘えるのって、このシーンが初めてではなくてアニメの1話にあったシーンと同じです。
この時のためにアニメでは船内で円になって自己紹介するシーンがあったのだと思います。
ポリ姉にインタビューをするのがウルガーという設定になっている
漫画ではポリーナの送迎に特に理由は無かったのですが、アニメではウルガーがポリーナのインタビュアーをするという設定になっていました。
ウルガーが出発前のアストラ号のドックに行っている
これまたマンガでは一切無かったシーンですが、アニメではカナタたちが出発する当日にウルガーがアストラ号のドックに行っているシーンがありました。
何気にザックには会って「大将と行くとまた遭難しそうだから断る」軽口を叩いていたようですし、
男子の友情も女子に負けずにまだまだ生きているみたいで、このシーンは胸が熱くなりましたね。
アストラ号に乗り込むカナタを見守る先生の影…涙
本の印税でアーク号(アストラ号)を買い戻し、再び船に乗り込むカナタの後ろには、遭難し命を落とした先生の影がありました。
このシーンを見て「アニメ版…すごいサービスだな…」と素直に感じました。そんな脚本は原作にもなかったし泣けます。
アニメ版の最終回はマンガも含めた作品全体の最終回だった
ついに困難を乗り越えてアストラへたどり着いたメンバーたち。視聴者である私も一緒に冒険をしてきたような気分になってました。
アニメ最終回は「そこだよ!!そこ描いてほしかったんだよ!!」と叫ぶシーンも多く、原作マンガファンもアニメのラストは絶対に見たほうが良いと思います。
ある意味、アニメを見ないと彼方のアストラは終われないと言っても過言ではありません。ぜひまだ観ていない人はアニメを観てみて下さい。
アニメの最終回を見逃した方はAmazon PrimeVideo(下のボタンのリンク先)かもしくはdアニメストア で配信しています。