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アニメ『彼方のアストラ』1話ネタバレ感想・考察|アニメ版オリジナルシーンと物語の伏線について

一般の書店員がその年の面白いマンガを選ぶ「マンガ大賞」の2019年グランプリに輝いた「彼方のアストラ」のアニメが19年7月3日から放送をスタートしました。

管理人は漫画「彼方のアストラ」からのファンですが、漫画の特徴であるギャグを交えたテンポの良い会話劇がしっかりアニメで再現されていてこの先が楽しみです。

ケイ

特にアヌティメッタ・ダイボモモが省略されてなかったのが良かった(そこかい)

この記事では

  • アニメ「彼方のアストラ」1話の感想
  • アニメと原作マンガの違い

などについて詳しく解説・考察します。

アニメ1話と原作マンガの内容についてネタバレがありますが、最低限のものにとどめてます。

なので先の展開をあまり知りたく無い人も最期まで安心して読むことができます。

アニメ「彼方のアストラ」1話ネタバレ感想|後編にオリジナルの脚本

ケイ

アニメ「彼方のアストラ」の1話は前編25分と後編25分に分けて放送されました。
  • アニメ1話の前編はマンガ1巻の1話の途中まで
  • アニメ1話の後編はマンガ1巻1話の途中〜1巻2話のラストまで

特徴的なのはアニメ1話の後編で、マンガには無い演出が加えられていることです。

アリエスを全員で助けるシーンが追加

© 篠原健太/集英社・彼方のアストラ製作委員会

アニメの1話では宇宙に放り投げられたアリエスをカナタが捨て身で迎えにいき、最期は全員で手を繋いで助けるシーンがあります。

しかし漫画の「彼方のアストラ」にはこのシーンはありません。アリエスの救出はありますが、カナタが一人で行ってそのまま帰ってきます。

篠原健太先生「彼方のアストラ」1巻より

アニメでは危機を乗り越えるためにチーム全員が協力するシーンが追加されたことで、自然に団結力が深まった様子が伝わりました。

物語の設定に大きな影響はない追加シーンですが、アニメでの表現方法を活かした演出になっていましたよね!

全員が手をつないで自己紹介するシーンが追加

© 篠原健太/集英社・彼方のアストラ製作委員会

アニメ1話(後編)ではメンバー全員が手をつないで自己紹介するシーンがありますが、漫画にはこのシーンはありません。

その代わり漫画では最初の惑星「ヴィラバース」到着後、メンバー全員が船の甲板上で食事をするシーンがあり、そこで自己紹介があります。

篠原健太先生「彼方のアストラ」1巻より

漫画ではウルガーとキトリーは最期は自己紹介せずに退席してしまいます。アニメではフニシアの助けもあり全員で自己紹介をしていました。

追加のシーンはアニメにおける脚本の流れをよりスムーズにするための演出だと思われ、たしかに最初の惑星到着前に一致団結しているほうアニメ的には自然です。

アニメ「彼方のアストラ」1話ネタバレ考察|物語のポイント・伏線

ケイ

アニメ1話の中で「今後、物語を楽しむ上で重要になってくる伏線」がいくつかあります。

ウルガーが必須に荷物を探していた理由

© 篠原健太/集英社・彼方のアストラ製作委員会

ウルガーが必死にリュックサックを探していたのは、自殺した兄から貰った帽子が入っていたからです。

そしてウルガーは兄の死は自殺ではなく他殺だと考えており、その復讐をずっと考えて生きてきたという背景があります。

ウルガーの兄が誰に殺されたのかということを考えると、物語がより面白くなってきます。

アストラ号はどうして宇宙にあったのか

© 篠原健太/集英社・彼方のアストラ製作委員会

カナタがアストラ号と名付けた宇宙船がどうして都合よくカナタ達の前に現れたのか、不思議ですよね。

その答えはカナタたちが飛ばされた宇宙の下にあった惑星は何だったのか?ということを考える必要があります。

カナタ達が飛ばされた5千光年先の宇宙は、氷の惑星の上でしたね。この氷の惑星が何だったのかが重要な伏線です。

カナタ達を包んだ光の球の正体とは

© 篠原健太/集英社・彼方のアストラ製作委員会

カナタ達が包まれた光の珠の正体は、簡単に言うと人為的につくられたワープホールです。

つまり光の珠は誰かの手によって意図して出現し、第5班の生徒を意図して狙ったということなんですね。

実は惑星マクパで光の珠に吸い込まれた順番が、超重要なヒントになっています。

PER ASPERA AD ASTORAとカナタの言葉

© 篠原健太/集英社・彼方のアストラ製作委員会

最期に見逃してはいけない重要なポイントは「PER ASPERA AD ASTORA」の意味をザックに聞いた時のカナタの反応です。

この時カナタは「アストラは古い言葉だと星っつー意味があるのか」と言います。

© 篠原健太/集英社・彼方のアストラ製作委員会

この言葉のニュアンスは「アストラ」という言葉をすでに馴染みのある単語として知っており「そういう意味もあるんだ」という感じで使っています。

そしてこの作品のタイトルは「彼方のアストラ」です。つまり「アストラ」という単語はタイトルにするくらい重要なワードなんですね。

どうしてカナタは「アストラ」という単語を聞いたことのあるワードとしていたのかを考えるとストーリーがより面白くなってきます。

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