ケイ
この記事では、週刊少年ジャンプ19号(4月6日発売)に掲載された『鬼滅の刃』201話の感想をネタバレありでお伝えします。
前回200話にて、鬼殺隊は無残を太陽の下に引きずり出し、ついにその身を滅ぼすことに成功します。
伊黒、甘露寺、悲鳴嶼は戦いのダメージが深く絶命寸前。しかしそれでも最期の時間を静かに過ごしています。
不死川、義勇、善逸、伊之助はなんとか生き残り、医療班の治療を受けていました。義勇は炭治郎を探しますが・・・
『鬼滅の刃』201話のあらすじ(ネタバレあり)
無残の回想
(この回想は無残が太陽の光で完全に消え去る直前の出来事である)
陽光にさらされ死の淵にいた無残は自身がまだ人間の赤子だったころを思い出していた。
無残は生まれながら体が弱く、生まれたときは脈も呼吸も無かったという。
そんな無残は火葬されそうになる寸前に産声を上げ、なんとか生き残ることができたのだ。
だがそれでも「生き物は例外無く死んでしまう」自身についてもその原理は揺るがなかったことを無残は知る。
皮肉にも、お館様が無残に語った最期の言葉「想いだけは不滅」を身にしみて感じ、無残は感涙の涙を流すのだった。
無残の想いが受け継がれる?
仮に想いが不滅ならば、無残の想いもまた不滅で永遠であってもおかしくはない。
「私はこの子供に想いのすべてを託すことにする」無残は目を閉じ動かなくなった竈門炭治郎に手を伸ばす。
(炭治郎は最期の瞬間まで赫刀を握っており、無残の膨れ上がった肉壁の中にいた)
無残は指を炭治郎の顔に突き刺し、残った力と想いの全てを注ぎ込む。
「妹がそうだったように、炭治郎は太陽を克服する。お前は最強の鬼になる。そして私の代わりに鬼狩りを滅ぼせ!」
炭治郎の心臓は止まっていたが、無残には強い確信があった。
炭治郎が鬼化
富岡義勇と治療班に囲まれて息を引きとったかに見えた炭治郎は鬼となって覚醒した。
失われた左腕が再生し、そのまま治療班に襲いかかる。その顔はまさに人食い鬼そのものだった。
「離れろー!!」義勇が治療班に向けて叫んだ瞬間、太陽の光が山手から強く差し込む。
「ギャアアア」雄叫びを上げて苦しむ炭治郎に義勇が斬りかかる。日の光から逃れられないようにするためだ。
「炭治郎が鬼にされた!動けるものは集まれ!」義勇の怒号に周囲が騒然となる。しかし動ける者は殆どいない。
義勇VS炭治郎
満身創痍の義勇がなんとか炭治郎を抑え込む。
「このまま、炭治郎のまま日の光で消えてくれ・・・」
義勇は誰よりも人間を愛した炭治郎をこのまま死なせてやりたかった。人を殺してしまう前に。
しかし次の瞬間、炭治郎は太陽の光を克服してしまう。無残の狙いは間違っていなかったのだ。
炭治郎の鋭い牙が義勇に襲いかかる。間一髪、伊之助と善逸がそれを阻止した。
「俺が止める・・・!俺が斬る・・・!」伊之助は心の中で強く決意する。
しかし炭治郎と過ごした思い出が、優しかった炭治郎の笑顔が、伊之助の刃を鈍らせるのだった・・・つづく
『鬼滅の刃』201話の感想|炭治郎が鬼化!今後の展開を予想
なんとーーーーーーー!!!!!炭治郎が鬼化!!!!!200話のしっぽりした雰囲気はどこへやら・・・
201話では満身創痍の義勇、善逸、伊之助が、鬼化した炭治郎と戦うことになってしまいました。
炭治郎が鬼化したことで、この後の展開としては次の4つのパターンが考えられます。
- 義勇、善逸、伊之助が炭治郎を倒す。
- 炭治郎が新たな鬼の始祖となる。
- 禰豆子が炭治郎を倒す。
- 禰豆子が炭治郎を守る。
炭治郎はすでに太陽を克服していますので、炭治郎を倒すために残された手段は首を切り落とすことです。
しかし無残や黒死牟が首切りを克服していたことを考えると、それで倒せる可能性は低いのではと思います。
もしパターン2の場合、終わりかけていた鬼滅の刃の連載が延長されてもおかしくないと思います。
個人的にはパターン4の可能性が高いかなと思っています。なぜかと言うと1話で起こったことと繋がっているからです。
つまり1話で鬼化した禰豆子の命を炭治郎が守り、最期は鬼化した炭治郎を禰豆子が守るというループ構造です。
人を襲わない鬼になった炭治郎と人間の禰豆子が、青い彼岸花を探して旅に出る…とかそういう展開もありえそうですよね。
以上で201話の感想を終わります。前話まで展開が気になる人は、次のまとめ記事から探してみて下さい。