© 色づく世界の明日から製作委員会
あらすじ
唯翔(ゆいと)の絵を見た瞬間、瞳美は色のある世界を取り戻します。
瞳美は唯翔に絵のことを詳しく聞きたかったようですが家に入ったことを謝罪するので精一杯。
唯翔はそのまま走り去ってしまいます。琥珀(こはく)の実家でひとまず暮らすことになった瞳美は琥珀の両親に押し切られるかたちで近くの南ヶ丘高校に転入することになるのでした・・・
色は感情であり感情は魔力の源泉か
人間の性的な感情を色欲(しきよく)と言ったりするようにこのアニメにおける色とは感情のことなのだと思います。
そして感情が魔法使いとして成長するための鍵なのでしょう。
瞳美は過去に起こった何らかの事件が原因で感情を殺すことにした。(それには両親の不在が関係しているかもしれません)
無感情になってしまった瞳美は色を見る力を失い、魔力を失い、人と心を通わせる方法も忘れてしまった。
心を通わすことが出来ないので感情=色はどんどん希薄になっていき魔力はどんどん小さくなっていくという負のスパイラルです。
その証拠に、唯翔と学校の屋上で会話し唯翔に「君の魔法をまた見たい」と言われた後の瞳美の魔法は昼間よりも格段に上達していましたよね。
恐らく人間的な心のつながりを一つ回復させたことで魔力を少し回復させたのでしょう。
その結果、昼間と同じ星屑の魔法を出すと星屑があふれるように出現しました。
失ってしまった感情を取り戻すというのは、瞳美が過去にやってきた理由の一つなのだと思います。
1話のタイトルにもなった「キミノイクベキトコロ」というのは、感情を取り戻すところという意味なのではないでしょうか?
少し荒療治かもしれませんが、時間魔法を使ったおばあちゃんの琥珀にはそれが分かっていたのだと思います。
魔法の習得が60年後に戻る鍵か
瞳美は「魔法をあまり練習してこなかった」と琥珀の両親の前で語ります。
しかし祖母の琥珀の手紙には瞳美には「才能がある」と書かれており、琥珀の祖母からは、60年後に戻るには「強い魔法を習得する必要があるかも」と言われます。
これは・・・瞳美の魔法使いの成長に従って最後は60年後に戻ることになる、という伏線なのかもしれないですね。
マジカルステイとは
マジカルステイという聞き慣れない言葉が作中に出てきましたが、これは恐らく、現実世界でいうところのワーキングホリデーや短期留学に相当するものなのだと思います。
留学生がその国の家庭に下宿して生活体験することをホームステイっていったりしますよね。それの魔法版、ということなんでしょう。
それにしても、魔法や魔法使いという言葉が何のためらいもなく受け入れられている設定がなんだが古くも新しいというか、斬新です。
写真部
瞳美は写真部を見学します。(正確には美術写真部ですが)色を認識できない瞳美が写真部を見学するというのはなんとも意味深な設定です。
写真や絵というのはこのアニメにおいては何かとても重要な装置なんでしょう。色を認識できない主人公が色が最も大切な世界にもぐりこむそれ自体が試練であり、瞳美にとっては成長のための必須項目なのかもしれません。
3話の放送が楽しみです。
「色づく世界の明日から」を配信している動画サイト
ケイ
画質の美しさや安全性を考えてアマゾンの正規サービス利用も検討してみてください。
全13話で配信中!
▼色づく世界の明日からを観る