(C) 吉田秋生・小学館／Project BANANA FISH
アニメ11話までのネタバレを含みます。
11話でアッシュは
ゴルツィネへの反撃を開始します。
アッシュは反撃として
二つの行動に出ました。
一つはゴルツィネの会社の
株価を操作すること。
そしてもう一つは
GOOSEの資金を自分の
口座に送金することです。
さすがのゴルツィネも
これには大ダメージを受けます。
→【11話の感想1はこちら】
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株価操作
11話でアッシュが
ゴルツィネへ行った反撃は
少し複雑だったため、
ここで整理しておきましょう。
まずアッシュがした反撃１は
ゴルツィネの会社の株について
証券会社を通じて
大量に売り注文を出した、
ということです。
これによって、ゴルツィネの会社
（ウェブスターエコー産業？）
の株は大暴落します。
恐らくゴルツィネは
自社株を大量に所有していました。
少ない株数の売り注文なら
株価への影響は小さいのですが
それを大量に売ると株式市場的には
株の価値が下がるんですね。
株主というのは株価が下がりだすと
損切りするために自分の株もどんどん
売りに出すようになります。
この市場の原理をアッシュは
利用しました。
アッシュはゴルツィネのアカウントに
ゴルツィネのふりをしてログインし
この操作をしたということのようです。
で、どのようにログインなどの
パスワードを入手したのかというと、
ゴルツィネおじ様とのおせっせの後に
寝室のPCにウイルスを仕込んで入手した・・・
開いた口が塞がらないとはこのことですね。
GOOSEの資金を送金
次にアッシュは
ゴルツィネの出身母体である
コルシカ財団へ攻撃を開始します。
タックスヘイブンの国々に
ディノの所属するコルシカ財団の持つ
5つの会社があることを知っていたアッシュ。
コルシカ財団とは要するに
マフィアが管理する財団で
裏金を管理するための組織です。
裏金とは違法な
手段で儲けたお金です。
（麻薬を売買したりなど）
その管理会社のすべてを
それぞれの会社の頭文字をとって
GOOSE（グース）と呼んでいます。
GOOSEはメスのダチョウで「金の卵を生む」という比喩的な表現があります。
アッシュはGOOSEが管理する裏金を
海外の自分の口座へ送金します。
この操作でアッシュは
9000万ドルを手に入れます。
少し調べたのですが
原作だとここは6000万ドルの
ようですね。
きっと時代設定の違いで
物価を現代の水準にしたんでしょう。
9000万ドルは日本円にすると
だいたい100億円くらいです。ｗ
もちろんこの送金も
ゴルツィネ自身のアカウントから
アクセスしました。
アッシュの一連の反撃で
ゴルツィネは財団の幹部たちに
釈明をしなくてはならなくなった様子。
恐らくアメリカから
イタリアに向かうんでしょう。
この金でアッシュは
コルシカ財団の近くの
マンションを購入。
この隙にアッシュは
バナナフィッシュの被害にあったと思われる
次期大統領候補、殺害事件を調べます。
→【原作との違いは!?】
踊らされるゴルツィネとオーサー
ゴルツィネとオーサーは
アッシュを追い詰めているようにも
見えますが、実はこの二人が
最もアッシュに踊らされています。
オーサーは11話の最初に
ゴルツィネにアッシュの始末を
させてくれるように頼みます。
ゴルツィネはオーサーが
マンハッタンのギャンググループを
完全に掌握しきれていなかったことに
いらだちを感じているようで
これを拒絶します。
そりゃそうですよね、
オーサーが自分の仕事をやり切っていれば
屋敷の焼失や株価の暴落も
なかったわけですから。
オーサーを切り捨てることもできた
ゴルツィネですが、
しばらくアメリカを離れることになり
オーサーを使わざるえなくなります。
オーサーに指揮権を与え
アッシュを捕らえるように命令します。
ようするにかなり切羽詰ってきた
ということなんでしょう。
このあたりが
踊らされている感満載ですね。
結局、アッシュという存在に
踊らされているということに
本人たちは気がついてないようですが。
→【原作ネタバレ：ユエルン】
12話
アッシュは自分に注意をひきつけ
その間にアッシュの仲間が
オーサーの部下を始末するような
作戦を開始したようです。
オーサーたちと比べると
アッシュたちのほうが
一枚上手のようです。
12話ではアッシュと
オーサーの対決がいよいよ
みれそうですね！
→【11話の感想1はこちら】